プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

介護認定

母の介護認定の更新の調査訪問を受けた。

今は介護4、それで十分なのだが。

今年も4なら、2、3年は調査訪問を受けないで済むという、ケアマネさんの言葉に乗せられてしまった。

まあ、乗せられたというか、勝手に乗ったのだが。

半分引きこもりで鬱の私にとって、他人と話すのはかなりの負担だ。

かなり前から憂鬱になり、話ながらもすごく疲れてしまう。

出来るだけ避けたい。

今年受ければ3年も受けないですむかも🤔。

当日、ケアマネさんも立ち合っての面談。

正直に今の母の状態を伝えようと思う。

質問に答えていると、だんだん頭がボーとしてくる。

最後に「伝えられてない大変なことはありますか?」

すでに考える力もなく、「ありません」と答えた。

食事をさせるのがすごく大変になってきていて、それを伝えようと思っていたのだが、思い出せなかった。

介護認定を受け始めた当初は、前もってメモを用意していたが、この頃はしなくなってしまった。

今回、調査訪問で話すことはつらいが、気兼ねせずに母のことを話せる数少ない機会だと気づいた。

普段なら、母の介護が大変などとは他人には言えない。

近所の人には、「大丈夫です」といつも答えている。

しかし調査訪問なら、「こんなことをしていて大変なんです」と話していいのだ。

姉に話せば、アドバイスという名のダメ出しが返ってくるが、訪問調査では、励ましもアドバイスもなくただただ聞いてるだけだ。

あちらも仕事だと思えば、気が楽だ。

聞かされる調査員さんは、大変だと思うが。

もし来年も調査訪問を受けることになっても、今年よりは少しは気楽に受けられるかも?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横になって過ごす時間が増えてくると、やはり体重がかかる所の皮膚が変色してくる。

床ずれになったら大変と、なるべく布団の上で横になっていて欲しいと思うが、なかなか上手くいかない。

夜寝る前に、自分の腰の痛みを気にしながら何とか母を布団の上に寝かせる。

しばらくして母の部屋をのぞくと、もう布団から身体を半分はみ出して寝ている。

さっきの苦労は何だったのだろう、そんな気分。

でもまだ自分で身体を動かせる力が残っているのだと、前向きに思うようにしている。

ところが何かの拍子に変な具合いにうつ伏せになってしまうと、母は自分では直せない。

夜中に様子を見に行くとうつ伏せに寝ていて、畳に頬をこすりつけたのだろう、皮がむけていた。

もっと早く気づいたらと、母に申し訳なく思った。

いつもなら大声で叫ぶ母が、なぜかこのときは叫ばなかった。

1人で外に出て行ってしまったり、火を使ってしまうような心配はもうなくなったが、それでもまだ目がはなせない。

 

 

 

 

 

 

 

お盆

毎年この時期、スーパーにおはぎがならび始めると、「そろそろお盆なんだ」と思っていたが、今年はちがう。

父の新盆だ。

子どもの頃からいままで、お盆とは無縁だった。

昔、母の実家に帰ったときに、茄子ときゅうりが飾ってあった記憶があるくらいだ。

自分の住む地域が、7月と8月どちらで行っているのかもよくわからない。

ネットで少し調べてみた。

迎え火をたいたり、本格的にするのは難しいので、わが家流で行うことにした。

父も早く帰りたいと思っているのではないかと、7月にすることにした。

精霊馬は色つきの粘土でつくった。

家に帰ったら直ぐに休めるように、ベットの上には部屋着を用意。

お盆が終わって、家から帰って行くときには外出着と、玄関には靴を用意した。

お盆の間は、父の好きな食事を用意した。

仏壇の前では、「ありがとう」と感謝の気持ちをいっぱい伝えた。

お盆が終わって帰ってしまうときは寂しかった。

「またね」と心の中で送り出した。

入院中のつらいこともふくめ、いろいろ思い出したためか、お盆が終わってどっと疲れがでてしまった。

お盆を終えたことで、私の気持ちも少しは整理されているといいのだけど。


f:id:samugari_yukidaruma:20220718200055j:image



 

ここ何日か、エアコンをつけっぱなしだった。

節電、電気代のことを考えると、涼しい時間帯には窓を開けて過ごしたいと思うのだが…。

寝すぎてしまうので朝の薬を止めてから、また母が叫ぶようになって、窓を開けられないのだ。

集合住宅なので、たまに赤ちゃんの泣き声が聞こえることがある。

そんな時は「かわいい声。おねむかな?」と思ったり、「お母さんも大変だなぁ」なんて思っていた。

それが老人の叫び声となったらどうだろう?

叫び声となると…。

いろいろと想像してしまう。

音にに敏感に反応して不快、苦痛に思う人もいるだろう。

そうでない人でも、心穏やかでいられないのではないか?

私自身も叫ぶのを聞いていて、止めて欲しいと思うことも多々ある。

でも薬でずっと眠ってしまっているよりは、叫んでも起きていて欲しいと思う。

食事もしないで寝ていると、「このまま体力が落ちて寝たままになってしまったら」と心配になる。

ただ母にとってはどちらが幸せなのかと考えると複雑だ。

叫び続けている母をみているとつらそうで、身体も心配になる。

叫んでいることもつらいだろうし、叫ばないといられない心境もつらいだろう。

眠りすぎず、あまり叫ばない、そんな微妙なさじ加減を薬でコントロールするのは難しいのかもしれない。

母がなるべく穏やかに過ごせるように、いろいろ工夫はしてみているが、出来ることも限られてなかなか難しい。

背中をなでると、「ありがとう」と母が答えてくれた。

少し救われた気分になった。

 

 

 

 

Mサイズ?

母に診察の時用に、前開きの肌着を買った。

周りからは小柄、やせていると言われる母なので、Mサイズにした。

長袖と半袖1枚ずつ買ってみた。

昔買ったのは、マジックテープだったので、同じメーカーならマジックテープだと思い込んでいた。

いざ袋から出してみると、ボタンだった😑。

それもかなり小さくて、はめはずしがしにくい😵。

他になかったのだから仕方ないと思い、母に着せてみると、サイズも小さい😲。

ボタンはピチピチで左右に引っ張られている😅。

「え?Mなのに…」🤔

もしかして高齢者タイプのMサイズだったのか?

まさかそんなことが😰。

洗濯したら伸びるかと思ったが、良くみたら伸びそうもない生地だ。

最近は食事量も減り、1日2食の時もあるので、やせてきているのではないかと心配していたが…。

思っているよりやせてないのかもしれない。

少しホッとした😊。

 

 

 

 

 

 

むぎ茶ゼリー

もともと少し水の飲み込みが難しくなってきていた母。

薬の影響で眠気が強く、むぎ茶を口に入れてもそのまま出できてしまう。

眠気が強く意識がはっきりしない時は、誤嚥するといけないので、無理は出来ない。

粉かんてんを買って、むぎ茶ゼリーを作ってみた。

少しでも栄養をと多めの砂糖と少しの塩をいれてみた。

3回に分けて食べさせることにしたが、むぎ茶寒天ゼリーで、お腹がいっぱいになってしまいそうな量だ。

食事の時に試してみると、スルスルと食べる。

冷たく喉ごしもいいのかもしれない。

これで水分補給は何とかなりそうだ。

なるべく少しでも長く自分の口から食事を取り続けられるようにと、心から願う。

 

 

 

 

 

 

薬の変更で…

    寝る前の薬を変更したら、翌日の午後4時になっても起きない。

前日の夜の8時から何も口にしていないので心配になる。

ちょうど訪問看護の日だったので看護師さんに相談してみると、訪問診療の先生に電話で聞いてくれた。

「さらに翌日の朝までなら、点滴などしなくてそのままでも大丈夫。翌日の朝まで起きなかったら連絡を」とのこと。

ずっとイビキをかいて寝ている母。

気になって時々話しかけたり血圧をはかってみる。

夜の7時頃にやっと起きて食事を摂ることができた。

食事をする、それだけのことがこんなに嬉しいなんて。

ほっと安心して、体の力が抜けた感じがした。

「ありがとうね、お母さん」