プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

涙が…

久しぶりにに泣いてしまった。

母の認知症がかなり進んで、何か言われても、認知症だからとやり過ごしていたが、今回は違った。

私自身、かなり疲れていたせいもあったのかも知れない。

病院から帰って、父と母の身の回りのことでバタバタしていて、余裕がなかったのも事実。

ただ私を非難する、母の表情や言葉に、かろうじて頑張っていた何かが、しぼんでしまったかのように、涙がこぼれた。

母は嫌な思いをしたと言うが、イレギュラーなことがあって仕方なかったのだ。

私なりに一生懸命で、嫌な思いをさせているつもりはもちろんなかった。

母に説明しても理解はされないだろうし、母がそう思ってしまったのなら、それが母にとっての事実になってしまう。

なだめようとしても、母の言動はエスカレート。

私が泣けてしまったのには、理由がある。

30年ほど前、私が病気になって以来、母と私の間には、今までいろいろなことがあった。

介護をするようになってから、少しずつ関係も変化して、最近は、落ち着いた関係になっていた。

それでも、以前と同じような言葉と表情で私を責める母をみると、いろいろな感情がこみ上げてきてしまうのだ。

だいぶたって、母が「ごめんね」と言った。

認知症を感じさせない表情、いつもの母の表情にほっとする。

余裕がなく、母に嫌な思いをさせてしまったのは申し訳なかった。

私のことで長年苦労してきた母。

今は笑っていて欲しい。