ほぼ1ヶ月振りにブログを書きます。
母が脱水で大変なことになり、これから先どうなるのか分からず、ブログをやめようかと考えていました。
今は少しずつですが、食べたり飲んだり出来るようになり、ちょっとほっとしています。
今回のことで脱水の怖さを知りました。
飲み込めなくなり食べる量も飲む量も減っていった母、ある日血圧が測りにくくなり、しばらく足をあげると測れるようになる状況に。
翌日には、足を上げていないと血圧が測れなくなってしまい、点滴を打ってもらいたいと訪問看護に電話しました。
私はひどい潔癖性で家に人をあげたことがほとんどないので迷いましたが、緊急事態だと思いました。
看護師さんは来てくれましたが、先生が今日中には来られず点滴は出来ないとのこと。
うちの場合、訪問診療と訪問看護は、別の事業所です
看護師さんに、このまま一晩様子をみて大丈夫かと尋ねると、大丈夫とは言えないとの答えが。
救急車を呼ぶということも選択肢もとしてあるが、救急車が来ても病院に搬送してくれるかわからないのとこと。
後で言われたのですが、血圧50はいわゆるショック状態だそうです。
しばらくして電話で先生と話すことが出来たのですが、その時に言われたのは、「年齢を考えるとこのまま最期を見送るという選択肢もある。」「点滴しても体が吸収出来ずむくみがでたり、肺とかに水がたまって苦しむこもある。」
とてもマイナスなイメージでつらい言葉でした。
それでも、少し前に主治医の先生と話してしたように点滴を希望しました。
しばらくして先生が来てくれて、点滴もしてもらい、少しほっとしました。
来てくれた先生はまだ若かったのですが、感じの良い人で、電話でのイメージとは違っていました。
それから数日間点滴を続けている間は、動いて点滴が外れないよう、朝の9時から夜の7時過ぎまで、ずっと番をしていました。
それでも何度か針が抜けてしまい、血管が細く針を刺すのが難しく、母に痛い思いをさせてしまいました。
今では少しずつですが、食べたり飲んだり出来るようになり、週3回看護師さんが様子をみに訪問してくれています。
「点滴をして一時的に元気になっても、水分が十分にはとれないとまた同じことを繰り返すことになる。」「点滴では栄養は入れられないから、栄養不足になって、体力は落ちていく」「体力が落ちると感染症にかかりやすくなり、かかった時に一気に悪くなることがある」そして誤嚥性肺炎の可能性。
不安なことばかりを聞かされ、「もう母は長くないのでは、残された時間は後悔しないように」などと考えました。
3週間程経ち、いろんなものが食べたり飲んだり出来るようになってきた母。
先生や看護師さんにはもちろん、何より母の底力に感謝しています。
今の調子が長続きしますように。