プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

認知症の母が叫ぶようになってからだいぶ経ちます。

最近では「あー」とか叫ぶだけで、言葉を口にすることはほとんどなくなっていました。

叫ぶだけの母を見ていると、母の心もどこかに消えてしまったようで、悲しくなります。

ところがある日急に曖昧ながらも言葉を口にするようになりました。

会話が成立するわけでも、コミュニケーションがとれるわけでもないのですが、それでもうれしくて、こちらのテンションも上がります。

何かの拍子に、単語だけではなく本当に短い文章を話したり、ごくまれに会話が成立しているようなこともあって驚きます。

ある時急に「お父さん!私は幸せです!」と叫びました。

その前の週には「お父さんが可愛そうに思えてきた!」そう叫んでいました。

母はもう何もわからず、痛いとかお腹空いたとかそんな本能の部分だけが残されているのかと思っていたので、本当にびっくりでした。

でも自分の置かれた状態がなんとなくはわかっているのかもしれないと思うと、ちょっと複雑です。

母の能力が少しでも残されていることは嬉しいことですが、その事で母が不安や悲しさ寂しさを感じることがあるとしたら…

母を安心させるために、なるべく側ににいて、視界に入って、話しかけて触れるようにしました。

ある日私の顔を見て「あら、あなた!」

私のことがわかったようです😊。

レビー小体型認知症は体調に波があります。

また何もわからなくなったように叫び続けることもあります。

それでも、もうそんなにさびしくはありません。

母の様子で、こちらのテンションも上がったり下がったりですが、朝起きて母が息をしていればほっとして、夜無事に寝つけばほっとして。

毎日大変なことも多く疲れますが、それでも毎日感謝です。