それだけで十分です
前の更新から1ヶ月以上経ってしまいました。
今も母と2人で無事に暮らしています。
母は寝ている時間がさらに増えて、夕方の6時過ぎに起きることもざらです。
あまりに静かに眠っているときは、息をしているか心配になって、何度も顔をのぞきこんでしまいます。
出かけて帰った後も、まず母の部屋をのぞいて母の様子を確認します。
日中ほとんど寝て過ごすようになり、食事の量もすっかり減ってしまったので、「いつ何があってもおかしくない」と覚悟すればするほど、逆に母の様子が気になって息をしているか確認をするようになってしまいました。
寝る前にタンがからんで、咳き込み、そのまま寝てしまったときなど、朝起きて直ぐに母の様子を確認します。
私も息をころして、母の顔をのぞきこみます。
じー👀。
よくわからないので、ドキドキします。
そんな時に、急に母が大きなあくびをする時があります。
ほっとすると同時に、のんきにあくびをしてる母がいとおしく感じられます。
老いて認知症になった母をいとおしいと思う日が来るとは思いませんでした。
介護は大変なことも多く何度も衝突し、お互いに怒ったことも泣いたこともありました。
「もっと早く今のような気持ちで母に接することが出来なかったものか」そう思いますが、やはりそれは無理だったと思います。
時間をかけて、やっと今のような気持ちなれたと思います。
そして残り時間の短さを意識するようになり、今を少しでも良く過ごしたいと思うようになりました。
今日も生きていてくれる、食べて飲んでくれる、それだけで十分幸せです。