プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

叫ぶのは大変だけど…

母は起きている間、ほとんど騒ぐか叫んでいます。

起きているときは「お父さん!」「えー!」、寝ているときは「あー!」とか。

時々「痛い」ということもあり、どこかい痛かったり調子悪いのではないかと気になってしまいます。

何か不安なことがあったり、変な物が見えたりして叫ぶのかもしれません。

一番つらいのは母だと思っていても、叫び声をずっと聞いているとつらくなります。

私のように心が弱っていれば、なおさら声や音には敏感です。

でも悪い言葉を叫ばないのが助かります。

「ばか野郎」とか「うるさい」「嫌!」などと叫ばれたら、介護の気力もだだ下がりになってしまうでしょう。

時には怒りを覚えてしまうかもしれません。

母はもともとおおらかで感情の豊かな人でしたが、私の病気をきっかけに、激しい気性も出て、時には荒い言葉を使うようにもなりました。

認知症になって叫ぶようになってどうなることかと思いましたが、他人を傷つけるようなことは叫びません。

こないだは叫んでいる途中で、「お父さん!お父さん!お父さん!ありがとう」

突然のことで驚きました。

その言葉に感情はこもっているのか?意味がわかっていっているのか?それはわかりません。

それでも思わず吹き出して、ちょっと幸せな気分になりました。

側にかけよって、「お母さん、私もありがとう」と声をかけました。