いつもと違う大晦日
毎年大晦日は同じように過ごしていました。
父が亡くなり、母が寝たきりになり、今年はがらりとかわりました。
母は食べられる物が減り、食べたり飲んだり出来るものは本当に限られたものになってしまいました。
ほぼ何もしないつもりでも、買い物をしていて母の好きなみつばを見ると、「これで雑煮がわりにすまし汁をつくれば、母でも食べられるのではないか」そんな風に考えてしまいます。
結局悩んでみつばを買いました。
こんな感じでだんだん買うものが増えてしまいます。
毎年大晦日は母は忙しくしていました。
今は寝たきりですが、「いつもならお母さんこの時間には何々をしていたなぁ」と、思い出します。
年末年始らしいことを減らすと、もっと寂しく感じるかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
母と一緒に過ごせるだけで十分です。
いつもと同じ物でも、母が起きて飲んで食べてくれるだけで、安心して私も元気がでます。
寝たきりになっても、母の力は偉大です。
いろんな人に支えられた1年でした。
大変なことも多いですが、それでもやっぱり幸せだと思います。
感謝です。