やっぱり家族
父が腰を痛めてかなり経った。
だいぶ良くなってきたが、まだかなり痛いようだ。
トイレに行くときは、私が手を引いて歩いていく。
母は足腰が弱り、普段から手を引いてトイレに行くことが多い。
父をトイレに連れていってる時に、母がトイレに来ることがある。
「危ないから、ちょっと待ってて」そう言いながら、父を部屋に送って、直ぐに母をトイレに連れて行く。
母は認知症なので、言ってもなかなか伝わらないのだが、とにかく安全に待ってて🙏って感じだ。
ふたりを1人でみるのは難しい。
ふたりがほほ同時に「トイレ」という時がある。
どちらかが譲ってくれれば何でもないのだが、年をとると変なところに頑固になる。
「僕が先にいく」
「私が先に言ったのにおかしい」
まるで子どもだ。
だいたい、母がおれる。
父はとにかく待つことが苦手だ。
せっかく二人そろって長生きなのだから、仲むつまじい姿を期待してしまうのだが…。
普段はそんなでも、いざ何かあるとお互いを気づかう姿を見せる。
やっぱり家族なのだと思う。
「いざ何か」という場面は望まないが、夫婦でお互いを思いやる様子をみられるのはやっぱりうれしい。
うれしいというより、明るい気分になるという感じが近いかもしれない。
介護で疲れた気持ちも軽くなって、優しい気持ちになれる。