プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

ここ何日か、エアコンをつけっぱなしだった。

節電、電気代のことを考えると、涼しい時間帯には窓を開けて過ごしたいと思うのだが…。

寝すぎてしまうので朝の薬を止めてから、また母が叫ぶようになって、窓を開けられないのだ。

集合住宅なので、たまに赤ちゃんの泣き声が聞こえることがある。

そんな時は「かわいい声。おねむかな?」と思ったり、「お母さんも大変だなぁ」なんて思っていた。

それが老人の叫び声となったらどうだろう?

叫び声となると…。

いろいろと想像してしまう。

音にに敏感に反応して不快、苦痛に思う人もいるだろう。

そうでない人でも、心穏やかでいられないのではないか?

私自身も叫ぶのを聞いていて、止めて欲しいと思うことも多々ある。

でも薬でずっと眠ってしまっているよりは、叫んでも起きていて欲しいと思う。

食事もしないで寝ていると、「このまま体力が落ちて寝たままになってしまったら」と心配になる。

ただ母にとってはどちらが幸せなのかと考えると複雑だ。

叫び続けている母をみているとつらそうで、身体も心配になる。

叫んでいることもつらいだろうし、叫ばないといられない心境もつらいだろう。

眠りすぎず、あまり叫ばない、そんな微妙なさじ加減を薬でコントロールするのは難しいのかもしれない。

母がなるべく穏やかに過ごせるように、いろいろ工夫はしてみているが、出来ることも限られてなかなか難しい。

背中をなでると、「ありがとう」と母が答えてくれた。

少し救われた気分になった。