プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

父が亡くなってもうすぐ2年になりますが、近所の人には言っていません。

手続きの関係で自治会には話しました。

亡くなったばかりの時は、お香典や御返しなどを避けるためもありましたが、父の話をするとデイや病院への不信感がぶり返し泣き出してしまいそうになるので、話すのを避けていました。

たまに近所の人に「お父さんお母さん元気?」と聞かれても、「はい、ありがとうございます」と答えていました。

それでもどこからか話は伝わるものなのでしょう。

いつの頃からか、「お母さん元気?」とだけ、聞かれるようになりました。

父のことを話せるようになるというのも、父を見送るということなのかもしれないと思いますが、なかなか出来ません。

そもそも鬱病、引きこもり気味の私にとって、他人と話すのはハードルが高いので、なるべく短い会話で終わらせたい気持ちもあります。

親との別れは誰もが経験することですが、私にとってはとても大きな出来事でした。

今でも父のことを思い出すときは、悲しみや後悔の気持ちと一緒になってしまいます。

楽しく父のことを思い出せるようになるには、まだ何年かかりそうです。

楽しく父のことを話せるようになり、早く父を安心させたいと思います。