見慣れぬ景色
父が転んだ翌日のこと。
朝起きると、母の部屋の入り口で人が横たわっていた。
母が寝ぼけたのかな?と思ったが、何か引っかかる。
何か黒い?服の色が紺色…!
父だ!
普段はベットに寝ている父が床に横たわっているのだ。
何事かと焦って、声をかけると「トイレに行こうと思って」
ベットから立ち上がろうとして、下におりてしまって動けなくなり、あきらめて寝ていたらしい😬。
以前、誤嚥性肺炎をおこし、夜中トイレで倒れていた父。
その前は脳梗塞で入院したこともある。
いつもは常にベットに横たわっている父が、床に横たわっているという見慣れない景色に、度々ドキっとしてしまう。
それから何日か経ち、そんな姿も見慣れてきたが、父の腰はなかなか良くならない。
年をとってから転倒すると、寝たきりになったり、認知症が進行するというのは、よく聞く話だ。
そうならないように、なるべく話しかけ、好きな食事をと思うが、やっぱり家族ではやれることに限界がある。
早くデイに通えるようになり、楽しみの麻雀をさせてあげたいものだ。