今度は父が家の中で転んで、腰を打ってしまった。
ベットから起き上がるのも、大変だ。
何度も挑戦しては、休憩してを繰り返して、やっとのことで起きあがる。
ベットには起き上がり機能がついているので、それで起き上がれば良いのだが…。
気づくと、父は試行錯誤のあげくベットの下におりて横になっている😵。
そして立ち上がるのをあきらめ、直ぐに「休憩」
普段でも、床から立ち上がるのは難しい。
さらに腰痛となれば、どう考えても無理なのに、父は下におりてしまう。
何とかベットに戻して、起き上がり機能で座らせる。
母と比べると、やっぱり父は重い。
かなり時間もかかる。
私の腰も悲鳴をあげ始めた。
父は干してある靴下を取ろうとして、母の布団の上を歩いて転んでしまった。
デイに着ていく服は、ベットの横のかごに用意してあるのだが、干してある靴下をデイの靴下と思い込んだようだ。
こちらが気をつけていても、転んでしまうことはある。
「もう用意してあるのに」「洗濯物はさわらないでって言ってるのに」「布団の上は歩かないでって、いつも言っているのに」そんな言葉が頭に浮かぶ。
見ると父は左右ちぐはぐな靴下を握っている。
出かけるのを楽しみにしている父。
出かけたくて仕度をしていたのだろう。
左右ちぐはぐな靴下を握っている父をみて、何かさみしい気持ちになった。
母と比べるとあまり変わらず、しっかりしている感じの父だが、確実に老いは進んでいるのだ。
デイはしばらく休むことになるだろう。
早く腰が良くなって、また元気に出かけられますように。