プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

看護師さん

こないだの通院の時、母はずっと寝ていた。

血圧が低かったのだ。

時々あるのだが、今回は看護師さんがすごく気にしていた。

血圧計を変えて何度もはかり直したり、脈を足の甲でとってみたり。

大きなイビキと、看護師さんのその様子に私たちも少し不安を感じた。

診察が終わって帰る前にも、もう一度血圧をはかり、他の科に電話で問い合わせをしてくれた。

「以前にも同じような状況で回復してるから大丈夫だろうということでした。帰ってからでも様子が気になったらいつでも病院に連絡してください。帰ったらもう一度血圧をはかってみてください。」

そして「大騒ぎして不安にさせちゃってごめんなさいね。」

いつもすごく気がついて、私たちも信頼している看護師さん。

その時はお礼を言って帰った。

薬局で薬を待つ間に、車の中で母の足を上げていたが意識が全然戻らない。

看護師さんの言葉が気になり、病院に戻ったら、直ぐに救急外来に通された。

脈が44しかなく、これで血圧が低かったら大変なことになっていたとのこと。

看護師さんが気にしてくれてなかったら、私たちもいつものことと思い、家に帰ってしまっていただろう。

看護師さんの勘の様なものだろうか。

経験と観察力が成せる業なのだろう。

今度あったらお礼を言おう。

このような看護師さんに、いつも出会えるとは限らない。

どんな病院、医師、看護師に当たるかは運の様なものだ。

そして信頼関係をを築くまでには、時間がかかる。

普段の生活の中ではもちろん、病院では、この信頼関係がすごく重要だ。

時には、運命を左右するのだから…。

同じ結果になっても、信頼関係があるかないかで、こちらの受け止め方もちがってしまう。