プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

いつかの話

「精神科の先生に、内科の先生と一緒に今後のことを話しましょう」と言われました。

今までにも何度か、「今後もし母の状態が悪くなった場合は、どういう治療を望むのか」を聞かれたことはあります。

リビングウィルの用紙を渡されたこともありました。

それはまだ先のいつかの時に備えての話でしたが、今回は何だか違う感じがしました。

どこまで延命処置をするのか、最期はどこで迎えるかも決めなくてはなりません。

姉と私の考えは違うので、話し合うといってもなかなか難しいです。

今までも少し話したことはありましたが、答えは出ませんでした。

私は自宅でみとるのは無理だと、介護を始めてからずっと言い続けてきました。

姉は最後まで自宅でと言います。

「私なら、お母さんかつらい思いをするくらいなら、自分が大変なおもいをしても、自宅でみとる」と姉は言います。

そう言われると何も言えなくなります。

私も自分の病気がなければ姉と同じように思ったでしょう。

姉と私、「永遠の平行線」と私は呼んでます😥。

決めないで成り行きにまかせたいとも思いますが、先生は決めてもらわないと困るのでしょう。

診察の方針や準備もあるでしょうし。

「親は自分より先になくなるもの」とわかっていても、「それは今ではない」とずっと思っていました。

今でもそう思っています。

でも決めなくてはならなくなってきました、自宅か施設か病院か。

夜中母が具合悪くなって、看護師さんに来てもらった方がいいのかわからなくて不安になった時などは思います。

「病院や施設なら看護師さんが直ぐに適切に対応してくれるから安心なんだけど」

でも一方で思ってしまいます。

「病院や施設では、細かく目が届かなかくて気づくのが遅れたり、手が足りなくてひとりひとりに丁寧に時間をかけてもらえないのではないか。」

決める勇気がないのです。

施設や病院を選択したら、きっと後悔するでしょう。

誰でも決断するときは来ます。

私には人一倍重い決断です。

でもとにかく新年を母とふたり迎えられることに感謝して、年の瀬を過ごしたいと思います。