プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

昨夜も母は寝つかず、寝たのは4時半だった。

横になっては起き上がり、起きあがったら、立ち上がる。

危ないので途中から、母の横で寝たが、私も寝るわけにはいかない。

うとうとすると、母が動き出す。

思えば、昨日の夕方も母の様子が違った。

「これで失礼します」と帰ろうとする。

帰ると言い出すのは時々ある。

いつもなら、上手く気持ちをそらして、誤魔化せるのだが、昨日は違った。

頑なに帰ろうとする。

引き止めようとすると、不機嫌になる。

以前なら靴を履いて一度ドアの外に出で見て、気がすんだら帰ってくることも出来たが、今の母の状態では難しくなってしまった。

「お父さんがデイから帰ってくるまで待ってて」「寒いから靴下はいてから」「帰る前に、おやつ食べよう」何を言っても受けつけない。

なかなか母の気持ちはほぐれなかった。

時々、ひどく思い込んだり、頑なになることがある。

そういう時は、表情がいつもとは違う。

「また来たか」とおもう。

でも、一時的なのはわかっているから、根気強く冷静に相手をする。

そして、時間が経ち、母の笑顔を見られた時はホッとする。

母の中では、不安、ストレス、悲しさ、いろいろな気持ちがあり、それが悪い形で表れることもあるのだろう。

なるべく母の気持ちに寄り添いたいと思うが、それでも母の不安やストレスが完全になくなることはない。

また頑なになったり、不機嫌になったりするだろう。

そんな時でも、穏やかな母を思いだし、なるべく冷静に対応できるようにしようと思う。