プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

不安

今日は午前中から、母の不安が強かった。

何度も私の部屋に確認に来る。

新聞を取りに行ってる間も、私が帰ってくるまで玄関のドアを見ている。

それでも夕食は、「美味しい」と楽しそうにしていた。

記念日だったので、好きなものを少しずつ用意した。

食べ終わって、トイレと歯みがきを終わらせると、急に「怖い」と言い出した。

「本当にわからなくなった。怖い。」

自分がどこにいるか、急にわからなくなったようだ。

背中をさすりながら、しばらく話を聞く。

少し落ち着いたかと思い、側を離れて用事をしていると、「お母さん」と呼ばれる。

母は時々、私のことを「お母さん」と呼ぶ。

母の側に行って安心させて、用事に戻る。

これを何度も繰り返す。

気がついたら、自分がどこにいるかわからない。

これから何をすればいいかわからない。

目もあまり見えない。

不安になるのも仕方ない。

母の不安は、布団に入ってからも続き、なかなか寝つけない。

寝つかないでいると、半分眠って、夢と現実が混同したような状態になる。

何度も起き出して危ないので、寝つくまでは気を抜けない。

しっかり寝て、明日の朝になれば落ちついているだろう。

そう信じて、何とか今を乗り切る。