母のシャワーが、かなり難しくなった。
大騒ぎしているうちに、私の声もだんだんと大きくなり、母は拒否モード。
裸の大人を力ずくで動かすことは無理だ。
「お願いだから~して」「頼むから~して」を繰り返すようになる。
こちらが願いを込めている「お母さん」の呼びかけが、母にはただ騒々しく聞こえてしまっているのだろう。
母にもツラい思いをさせてしまっている。
心が痛い。
自宅での介護も限界かなという思いが、また頭に浮かぶ。
そんなとき、母が不機嫌な顔のまま、体を拭いたタオルで、頭にねじり鉢巻をした。
力が抜ける😑。
真剣に考えているつもりが、余裕がなくなっていたのかもしれない。
母も少し寝た後は、すっかり気も取り直して、笑顔もでて、シャワーを浴びたのを忘れて、「今日シャワー浴びようかしら」などといってる。
認知症の症状は大変だ。
でも認知症の症状に救われる時もある。