認知症今日も朝の5時前から母が起き出した。
「もう少し寝てね」と布団に横にするが、しばらくすると起き出してしまう。
これを何度か繰り返した。
「何で起き出しちゃうんだろう?」寝ぼけた頭で思いつつ、私も自分の部屋にもどって横になった。
「姉ちゃん!姉ちゃん!姉ちゃん!」母が呼ぶ。
私を呼んでるのではない。
ずいぶん前に亡くなった自身の姉のことだ。
わかっていても、母の側にかけつける。
「はーい。大丈夫だよ。どうしたの?」
母は「怖い」と答える。
分かっていたはずだった。
母はわからなくて不安だからじっとしていられず、あちこち見て回り、色々なものを触っていたのだ。
朝起きても、何をしていいかわからず、ここが自分の家だともはっきりわからず、今はいつなのかもわからず、たた漠然とした不安。
頭の中は迷子のようなものなだろう。
母が変な行動をしても、母の心が変になってしまったわけではなく、何か理由があるのだと考えるようにしているつもりだったが…。
こちらに余裕がないと、母の気持ちをくみ取れなくなる。
そんな状態で、朝から母も調子が良くなく、朝食も全介助が必要かと思っていたら、アップルパイを自分でぺろりだった。
昨日パン屋さんでアップルパイ買えて良かった😅。
美味しそうに自分でパクパク食べる様子を姉に見せようと、スマホを取りに行っている間に食べ終わっていたのには👀‼️
食べ終わったら直ぐに横になってしまうのを、何とか座らせて薬を飲ませ、歯みがきをする。
これでひと息。
母の体重が1kgほど減っていた。
夏前にすこし、体重を増やしておきたいところだ。