プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

笑顔で

認知症の夜は長い。

昨夜8時半頃、気づいたら、母は部屋の電気を消して寝ていた。

もう寝たのかと、自分の部屋で用事をしていると、母が動いている気配が。

目が覚めたようだ、部屋に連れて戻し布団に寝かせる。

夜中1時過ぎに母が寝つくまで、何度もくりかえした。

認知症で目もあまり見えていない。

夜中、目が覚めて寝ぼけた状態では、今はいつで、何をする時間なのかわからないのだろう。

起き出して、寝ぼけた頭とふらふらの足でごそごそと何やらしだす。

危ないので、なるべく夜は寝ててほしい。

午後はなるべく寝ないようにして、軽く身体を動かすようにしても、寝つけない。

不安を軽くする薬の影響で、変な時間に眠気が出で、睡眠のリズムがおかしくなっているようだ。

テレビもほとんど観なくなってしまった母。

夕食も早くなり、夜は布団に入るのも早くなってしまう。

部屋で1人で過ごす夜は、母にとって退屈で、不安で、長いものだろう。

寝る前は、なるべく笑顔で接して安心出来るようにしている。

母に伝わっても、伝わらなくても。

まずは笑顔で、とにかく笑顔で。