プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

笑顔なら

今年は例年になくクーラーを使っている。

もちろん、母がレビー小体型認知症で、自律神経の調節ができないのもある。

なによりも、今年はコロナで病院もかなり大変なことになっているからだ。

体調を崩して入院になれば、面会もできない。

とにかくしっかり食べて、体力をつけるようにと思う。

いつもは朝食はあまり食べたがらない。

今日は、6時過ぎに起き出して、「すごくお腹が空いた」と言う😲。

昼も「お腹が空いた」と言いに来た。

こないだまで不安感が強く、食欲がなく体重も減ってしまっていた。

調子が良くなったのかと、ちょっと期待したとたん「お世話になりました。今日はこれで失礼します」

それからが大変だった。

少し前までは、1度外に出て少し外の景色を眺めたりして、家に戻ったりしていたが、今の母の体力では、それは難しい。

「食べたばかりだから、少し休んでからね」とか、「用事終わったら一緒に行くから待っててね」などと言ってやり過ごしていた。

最近、午後になると、母の精神状態が良くない。

今日も、だんだん不穏な感じになり、机の脚にしがみついて泣き出してしまった。

健康とは、体の健康と心の健康がそろってこそなんだと、しみじみ思う。

せっかく、体の調子が良くなっても、精神的に調子が悪ければ、母もつらいだろう。

でも食欲が出ただけでも、十分よかったと思う。

認知症の場合、体の調子が良くなったからといって、精神的にも調子が良くなるとは限らない。

母の場合、もともと不安感が強かったが、認知症になりさらに強くなってしまった。

しかし認知症視野狭窄で、母が自分で不安を紛らわせるのは難しい。

安心して過ごせるように、なるべく気をつけて見守るようにしている。

しかし、限界はあるし、毎日となれば、無理は続かない。

せめて、なるべく笑顔を見せていようと思う。

笑顔なら、体も心も元気づけられるだろう。