プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

絵本を買ってみました。

前回の診察で薬を変えたが、母の調子は良くならなかった。

てんかんと不安感は、なかなか良くならない。

夜中の困った行動も増え、1日中頭がはっきりしなくなってきた。

薬の調節は難しい。

いっそ全部やめてしまったらと思うが、それは素人考えなのだろう。

少しでも気がまぎれればと、絵本を買ってみた。

もともと幼稚園で働いていた母は、絵本も本も好きだった。

母の今の状態を考え、字も絵も大きい子ども向けの絵本にした。

昨日と今日と母がちょっと不安そうにしている時に一緒に読んでみたが、ほとんど興味を示さない。

少し前なら「かわいい」と喜んで、ひ孫にあげると言い出していただろう。

いつもの母らしさがないと、以前なら物足りなさを感じたりもした。

どこかで昔の母と今の母を比べたり、いつもの母らしさを取り戻そうとしていた。

今はそんなことはない。

ただ目の前にいる母だけを見るようにしている。

今の母に、私の気持ちもなるべく合わせようと思う。

たまに母らしい時があると、ちょっと懐かしくうれしい気持ちになるが、今の母とも十分楽しい。

もちろん認知症がすすみ困った行動が増えて、つい苛立ってしまうこともある。

でもそれは一時的なことだと言い聞かせるようにしている。

その場限りで気持ちは切り替えるようにして、直ぐに笑顔を取り戻すように。

ストレスはため込まないように。(これは難しい)

これからのことを考えると悩むことばかりだ。

でも表面的にでも笑顔でいれば、少しでも良い方に向かっていけるのではないか。

少なくとも、そう思っていることは出来る。