夕方、父がシャワーから出て、直ぐにトイレに入った。
トイレで、がさがさ何だか様子が怪しい。
父が出た後で、そっとのぞいてみると、便座と床を大の方で汚している。
自分で拭き取っているが、かなり拭き残している。
そもそも父は、普段は掃除などしない。
それでも一生懸命拭いたのだろう。
風呂場にも少しだが💩が…。
自分で掃除出来ずに、他人に自分の失敗を知られてしまうのはツラいだろう。
父に気づかれないよう、トイレ掃除を始めると、母がパンツ姿で部屋から出てきた。
「どうしたの?」と聞いても返事はないので、「部屋で待ってて」と言ったが、様子が変だ。
話を聞きに側にいくと、「自分なんか別にどうでもいいのよ。」「死んでもいいんだ」と言う。
穏やかに話を聞こうとするが、表情がもういつもと違う。
シャワーに入りたいのか聞くと「違う」と言うので、トイレ掃除にもどる。
掃除を終えて、母に声をかけるが、まだ様子がおかしい。
「ごめんね、どうしたらいい?どうして欲しい?」と聞くと、「自分なんかどうなってもいい」「殺せ!」
そして涙ぐむ。
聞いてて、こちらもつらい。
昨日、心が折れてて良かった。
もし折れずに頑張ってたら、今日は私の方が泣きだしていたかもしれない。
この頃、母の調子が悪い。
薬を変えたせいか?便秘のせいか?
夜の大変なのも続いている。
早く落ち着いて欲しいが、多分しばらくはこんな日が続くのだろう。
覚悟をしないと。
なにより、怪我などしないで過ごせるように。