昨日はなかなか大変な1日だった。
朝は母の調子が良かったので少し期待したのだけど。
1日の中でも、体調も気分も大きく変化する。
夕方、短めのシャワーを終えて、風呂場を出ようとした時に、てんかんの発作で意識がなくなった。
洗面所に寝かせようと思っても、狭い風呂場、裸なのでなかなか難しい。
洗面所にバスタオルを敷いて少し休ませ、母の様子を見ながら徐々に部屋まで連れて戻った。
汗だくの作業のなか、母が大声で「男手はいないのか!」
母の様子がいつもと違う。
こんな日の母の扱いは難しい。
夕食後は落ち着かず、妄想や幻覚、何かと外に行こうとする。
外に行かないようにずっとそばで見まもっていたが、夜中の1時を過ぎても母は寝ようとしない。
疲れた私の方がうとうとしてしまった。
自分の部屋に戻って、寝る仕度をしていると、夜中の3時頃母の部屋で壁をバンバン叩く音がする。
急いで母の部屋の襖を開けると、暗闇のなか母が立っていた。
「どうしたの?」と尋ねると「どうしたのじゃないよ!」
「大丈夫?」、「大丈夫じゃないよ!」
「何かあったの」、「何かあったのじゃないよ!人の首しめといて!」
「怖い夢みたのね、もう大丈夫」となだめて寝かせたけど。
ちょっと怖かった。
「これが認知症なんだ」という気持ちになる。
もし母の気持ちがおさまらず、エスカレートしたら、そんな不安が頭をよぎった。
夢をみて、半分寝たまま実際に行動してしまう。
そう思えば、少し気持ちは楽になった。
今日も母の不調は続く。