プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

寝てちょうだい、寝させてちょうだい

夜中の3時から、母のトイレ通いが続いて、寝られなかった。

父をデイに送り出すまででも20回位、その後も昼過ぎても続いた。

トイレに来ても出ないのだから、部屋に連れ戻しても良いのだが、それでは直ぐにまたトイレに来てしまうだろう。

さっき出たから出ないと思っても、一応、便座に座らせる。

自分で下着をおろしてくれるときは良いが、

なんとしても便座に座ろうとしないときもある。

寝不足と疲れ、繰り返される無意味な行為に、だんだん苛立ち、込み上げてくる感情を押さえ込む。

それでも自分の態度が少しずつ変わってくるのがわかる。

「(トイレに)来なくていいよ。」「どうせでないよ。」「座らないと出来ないよ。」

結局時間をかけてもおしっこはでず、トイレを出ようとしたとき、母が一言「さようなら」

トイレにあいさつ?

あまりの意外さに吹き出してしまった。

同時に苛立ってしまった自分に反省。

それに比べ、今日の母は穏やかだ。

「ありがとう」と口にする、頭を下げて感謝の気持ちを表すことも。

申し訳なくなる。

気をつけていても、やはり難しい時もある。

ちょっと距離をおいた方が良いと思うが、どうしても母が側に来てしまう。

台所で横になっているのを、そのままにしたら唸りだした。

父の送り出しのバタバタの最中には、はだかになるし…。

ひとり介護の限界、何度も考えていること。

いつも答えは出ない。

出ないのか、出せないのか、出さないのか。

姉との微妙な関係が難しい。