プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

大切な家族なので

遠くの眼科に通うのが難しくなり、いつも通っている病院の眼科に変えた。

母は視野検査も答えられなくなってしまったので、何か器械を使って検査をした。

車イスに乗ったまま、体を起こしアゴを台に乗せ、額をつける。

自分ではできないので、看護師さんと私でで体を支えるが、なかなか上手くいかない。

頭を押さえられ、目を開けるように何度も声をかけられていた。

必要な検査なのだろうが、痛々しい。

90才近い母の年齢、かなり進んだ認知症緑内障、そして衰えた体力。

これらを考えれば、もう大変な検査はしないでも良いのではないかと、そんな気になってしまう。

初診だったのでしかたがなかったのだろうが…。

ちょっと考えてしまった。

病院としては、患者に普段の対応をしただけなのだろう。

高齢だということを、もう少し考慮して欲しかった。

しかし、もし最初から「高齢だから検査はしなくて良いですよね」と言われたら、ちょっと不安に思っただろう。

ただなるべく本人に負担のかからないようにと家族は思ってしまう。

だって、大切な家族なんです。