プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

ありがとうの一言で

訪問診療の精神科でてんかんの新しい薬を処方された。

夜に寝るようになり、昼夜逆転はだいぶ解消された。

起きている昼間は叫ぶので大変だ。

でも昼間活動するようになって、頭の働きは少し良くなったようだ。

言葉が出るようになった。

もちろん会話が出来るわけではないが、背中をさすると「ありがとう」と言うこともある。

普段は叫んだり、同じ言葉を繰り返す母の、一体どこからそんな声がと思うような、落ち着いた声だ。

一瞬だが、以前の母がよみがえる。

叫んでる母の中にも、きっといろいろな感情があるのだろう。

そう思うと、母の叫び声もそれほど苦痛ではなくなってくる。