母はどちらかと言うと、おしっこの量が多い方だと思う。
飲んだ量以上に出てるんじゃないかと思うこともある。
紙パンツを変えるタイミングは大体いつも同じだ。
ところが紙パットが濡れていないことが続いた。
日中ほとんどしていない感じだ。
父は入院中に、拘束をされた状態で尿閉塞をおこし、病状を一気に悪化させてしまった。
それさえなければ無事に退院できていただろう。
その記憶かあるので、母のおしっが出ないのは気になる。
ドキドキしながらパンツをかえる
寝る前にやっと出ていたときはホッとした。
この頃は、寝たままで紙パッドが上手くあてられず、もれてズボンやシーツや畳を濡らしてしまうことも多く、おしっこは悩みの種だった。
でもやっぱり出ないよりは出てくれた方が安心する。
いっぱい出てくれると、それだけで母が元気な気がしてくる。
「おしっこ万歳!」このときばかりはそう思った。