プチひきこもりの、介護日記

両親介護 認知症 シングル 50代 プチひきこもり

横になって過ごす時間が増えてくると、やはり体重がかかる所の皮膚が変色してくる。

床ずれになったら大変と、なるべく布団の上で横になっていて欲しいと思うが、なかなか上手くいかない。

夜寝る前に、自分の腰の痛みを気にしながら何とか母を布団の上に寝かせる。

しばらくして母の部屋をのぞくと、もう布団から身体を半分はみ出して寝ている。

さっきの苦労は何だったのだろう、そんな気分。

でもまだ自分で身体を動かせる力が残っているのだと、前向きに思うようにしている。

ところが何かの拍子に変な具合いにうつ伏せになってしまうと、母は自分では直せない。

夜中に様子を見に行くとうつ伏せに寝ていて、畳に頬をこすりつけたのだろう、皮がむけていた。

もっと早く気づいたらと、母に申し訳なく思った。

いつもなら大声で叫ぶ母が、なぜかこのときは叫ばなかった。

1人で外に出て行ってしまったり、火を使ってしまうような心配はもうなくなったが、それでもまだ目がはなせない。